ホテルメニューの誤表示 つづき

前にも書いたが、非日常を楽しむ場としてホテルが敬遠されかねない状況であり、業界にとって重大な局面である。ここでは「これからもお客様にとって大切な人とのひとときを楽しんでいただける場を提供していきたいので、もう一度機会を与えてください」という決意を聞きたいところだが、マスコミが編集した記者会見映像からは見つけることができない。繰り返し出てくるのは

芝エビは小エビだと思っていました。実際はバナエイエビでした。ごめんなさい

という話ばかり聞こえてくる。もし編集のせいではないとすれば、のんきだなと思う。
ホテルに限らず、外食でメニューを見るたびに「本当に手作りか」「産地表示は本当か」といったことばかり気になってしまう。疑いながら食べるのは全然おいしくない。そのうち、産地表示を含む修飾語抜きのメニューが新たなサービスになるかもしれない。料理の名前とアレルギー表示とカロリー表示だけ。鮮度表示、生表示、手作り、無添加、有機、有名シェフ監修、テレビ番組コラボ表示も禁止。雑貨では無印良品が十分実績があるから、外食でもやってみたらどうか。