Windows 7のスリープが勝手に復帰してしまう現象

Windows 7向けに売られていたデスクトップパソコンにWindows XP Professional (x86)を導入したらスタンバイも休止状態が普通に使えた。
Windows 7とのデュアルブートにしたらスリープにしても休止状態*1にしてもその状態が始まったとたんに電源が入ってしまう現象が解決しなかった。買って1年くらい悩んでいた。
ネットサーフィンしてみたら、マウスが悪いとかNIC*2が悪いとかいろいろ書いてあった。わたしはそれを読んで個々の製品の行儀が悪いのかと思い、書き込んだ方が示した対処法を試してみたがいっこうにうまくいかなかった。
実は、ウェイクアップ機能をもつすべてのデバイスが容疑者である。マウスやNICだけとは限らない。そこでウェイクアップ機能を無効にする必要がある。
バイスマネージャーを開き、片っ端からプロパティを開いていく。タブに「電源の管理」というのがあったら開き、「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする(O)」のチェックを外していく。何が原因か特定したいなら、1つずつ設定変更してスリープをしてみるといいが、ウェイクアップの必要がない場合は全部無効にしてしまってかまわない。

わたしの場合はマウスでもNICでもなく、キーボードだった。

製品独自のプロパティ画面を持っている場合がある。その場合は、設定箇所が異なる場合がある。

ウェイクアップ機能は、直接パソコンをさわらなくてもパソコンの操作ができるようにするための機能である。学校の教室にパソコンが50台並んでいて、1台1台手作業でソフトウェアを導入するとなったら大変である。そこで、外部から信号を送ってパソコンを起動できるような機能が開発された。最初は、ネットワークケーブルを通して信号を送るのが一般的だったが、そのうち様々な用途で用いられるようになって、対応デバイスも増えた。しかし、スリープが使えなくなっているユーザーが少なくないようだ。

*1:カスタマイズしてハイバネーションが選択できるようにした

*2:ネットワークインターフェイスカード。LANケーブルを挿す部品