クレジットカードとオンラインショップ

カード会社が、オンラインショップでの利用に特典ポイントをつけるようになってきた。将来的にはWebサイトのショップも新たなクレジットカード利用チャネルとして重視するようになったのか。
割引率による競争は始まっていないと思う。0.5%くらい安かったところで、使い慣れたショップを乗り換えるまでの動機付けにはなりづらい。現状は、競争どころか利用者に浸透していないと思う。
浸透のためには問題がある。このポイントが本当についているのかどうかが利用者にとってわかりにくいことだ。具体的な事例として、

  • ポイントの付与の時期がとても遅い。
  • 複数のサイトに対応させるためにクッキーなどの技術を利用しているが、セキュリティソフトウェアが他のサイトへのクッキーの受け渡しをブロックする場合がある。

本当に付いているのか疑問を抱いたまま、いつの間にかポイントが付いていたことを忘れてしまう。次に買い物するとき「そういえば」と思い出すが、その時限りとなる。利用者が割引を実感するには、Amazon.co.jpなどで行われているような、サイトに直接入力するクーポンを使用する方式がわかりやすい。もしくは、請求の際の明細書に割引額を明示してくれてもよい。しかし、オンラインサイト提携のポイントはこれらのどちらでもない。
今はどのカード会社もいまいちである。最初にわかりやすい仕組みを作った会社が、オンライン取引を制する。