購入まで
Softbankの携帯電話が3G一辺倒になってきた*1。kakaku.comを見てもほとんどエントリーがない。PDCがなくなると思って機種変更することにした。
これまでは最新機種を選んできたが、自分のカーナビだとFOMAやVodafone 3G用の接続ケーブルが売られていない*2。auにしようと真剣に考えてもみたが、ハッピーボーナスの2年縛りが効いている*3。Softbank 604SHを探そう。
いくつかの店を探したが、すでに在庫切れである。impressのケータイWATCHを見ても、前の週まで在庫有りだった店が「無」になっている。これはまずいかもしれない。
最初に行ったSoftbankショップでは予感が当たってやっぱり在庫がなかった。妥協して403SHにしようと決めて手続きに入りかけたが、ハッピーパケットが解約になってしまうという。これはだめだ。参ったなあ。
東京に出かけていき、ターミナル駅の量販店に向かう。この地域ではまだPDC端末も店頭に飾られていた。在庫を聞くと、1色だけ残っているという。別の店では全色揃っているという噂もあったが、面倒なのでその店で手続きをすることに決めた。
ハッピーなんちゃらを解約したり、新スーパーボーナスにするとどうなるのかが全然わからない。パンフレットにも少し書いてあるが、Vodafone時代の料金プランの説明が全然ないし、字も細かい。ポスターや街角の広告ではないのだから、もう少し大きい字にして詳しく説明して欲しい。ページ数が増えるかもしれないが、別冊にすればいい。
MNP向け
機種変更向け
など、対象者向けの店頭パンフレットがあってもいい。さらに言えば、Webならば、いくらページを作っても印刷代がかからないのだから、たっぷり詳しく書いてくれてもいいではないか。現在のSoftbankのパンフレットは、後半がフリーペーパー風の読み物になっている。そんなものにページをさく余裕があるなら
全文字9ポイント以上にしてほしい。
さて、価格については「今回は一括購入だと1万円弱だが、新スーパーボーナスだと0円になる」と言われた。説明はこれだけである。さらなる縛りはいやなので「従来のままで」と言ったら、すごく残念そうだった。何か販売店にインセンティブでもあるのだろう。あとで、そっと「この機種はVodafoneブランドだから本体価格を0円にします」と言われた。え、Vodafone?
Vodafoneブランドの在庫処分なのか。。。
Softbank 604SHは、購入日の2年前の製品だから、Vodafone時代からV604SHとして存在した製品だ。Yahoo!ボタンは付いていない。そんなのが出てきた。出てきた商品は箱もぼろぼろで、いかにも売れ残りという感じだ。
さっきの「1万円弱」という値段は何の値付けなのだろうか。新スーパーボーナスにしなくてよかった。
いすに座って申込書を書く。実は、机と椅子があったのはこの店を選んだ理由のひとつである。機種交換処理が終わるまでその場で待っていようとしていたので、売り場が狭い店では居心地が悪い考えたからだ。名前と電話番号を書いて渡したら、押印欄は店員が自分でわたしの姓を書いていた。おいおい、筆跡が違うだろう、と思ったが、FAXで送るのだからばれないかと思った。
ポイントが6,900ポイントくらいたまっていますので、6,000ポイント使わせていただきます、という。0円だと告げられたのは申込をする前だったのに。何ポイントでもよかったのだろうか。とりあえず全部没収しておけということらしい。ポイント充当を断ったら店員が何と言っただろうか。わがままを言っておけばよかった。
店員が引換証を書き始めた。なぜだと思ったが、すぐに謎が解けた。「それでは手続きをしますので、
1時間半後に来てください
」と言われた。
え、1時間半ですか?? と思わず言ったところ、最低でもそれくらいかかります、という。新しい受付系の情報システムが不調だと聞くが、手続き時間の短縮はシステムの業務要件に入っていなかったのだろうか。これがあるゆえ、オンライン・ショップに力を入れているのだろうが、2強に立ち向かって行くには「混雑時でも他社より早い」と堂々と言える程度にはなってほしい。
待っている間、店頭でワンセグ端末を初体験しました。いやあ、きれいですね。でも、これから買おうとしているのはアナログテレビ付き端末。あと約3年限定。
家に帰ってから
4機種連続で、Vodafone PDC端末にしたので、充電器がまた1つ増えて4つになった。これで、置き傘ならぬ置き充電器があちこちにできる。しかし充電台が同梱品に入っていない。端子のふたを毎回外すのは面倒である。こういうときにポイントを使えばいいのか。なるほど。しかしほとんど没収されてしまった。
前の機種もシャープ製だったが、電池は似たような形ではあるが若干小さくなり、充電容量が増えた。前回使用の機種とは1年しか発売時期に差がないので、流用できないかなと思った。調べると電圧も変わらない。これはいけそうだ、と思って入れてみようとしたところ、でっぱりなどが邪魔して入らない。旧品を入れても電話の性能には問題ないのだろうから共用にしてくれてもいいのにと思った。しかしあきらめるのはまだ早い。そこで、
工作用カッターの登場。
ひたすら削って削って、なんとか入った。これで持ち歩き用の予備電池がただで入手できた。・・・と思ったが、固くて指で取り出すことができない。削りすぎると今度はがばがばになってしまう*4だろう。
SDカードは、miniSDになった。最新機種はmicroSDだということで、今買ってもすぐ流行遅れになることがわかっているが、まだ千円単位で価格差があるので、miniSDを選んだ。それはよかったのだが、家のパソコンと旧機種はSDしか対応していないのに、変換アダプターなしの製品を買ってしまった。しまったと思ったが、実は携帯電話に同梱されていた。ほっとした。
説明書には未だに
9600bps高速通信
と書いてある。もうそろそろ高速はいらないのでは。
メールを赤外線通信で引っ越ししてみた。何度やってもうまくいかないので説明書を読むと「赤外線ポートがまっすぐに向き合うように」とある。その下に絵がかいてあるのでその通りに置いてみたが、うまくいかない。ところが、がんばれよという気持ちを込める意味でふとV604SHの画面を押してみたら、通信を始めるではないか。画面がタッチパネルでスイッチが入ったというわけではなく、画面わきについている赤外線ポートの角度が変わったのがよかったようだ。まっすぐ向き合うというのは、どうやら互いの画面部分が一直線になって、ポートが完全に向かい合わせになるようにしなければならないようである。旧機種とは最大開いたときの角度が異なるため、ポートがうまく向き合わなかったようである。画面を上にして机の上に置いたのがいけなかったようである。
そこで、両方の端末を側面を下にして置いてみた。そうしたらうまくいった。取扱説明書でもそのようにやれと書いたらどうだろうか。