電気自動車

日産リーフが登場。エンジン始動のかわりにスイッチを入れるのはパソコンのような感覚だという。
自動車は家電と巨大電池の固まりになりつつあると言える。
もし家電になれば、初期コストの低下は採算度外視で進む。情報通信業界を見れば、ISDNからADSLへの移行、0円パソコンの登場など、ビジネスモデルの開発が活発である。一方、自動車業界は技術的な開発能力は高いが、ビジネスモデルに関しては残価設定型ローンが登場したくらいしか思いつかない。しかもこれは金融のアイデアであって車の売り方としてはあまり進歩がない。ビックカメラアイミーブが売られ始めたが、次第に情報通信業界・家電業界の豊富なアイデアが投入されるだろう。
初期費用はまだ高いが、電気代は大変安い。この安さは自動車の使い方を変える。家族4人で路線バスに乗るのはばからしくなる。たとえ都市部であってもだ。レンタカーは、給油をするときに利用者のお金がガソリンスタンドに流れているが、レンタカーの営業所は車庫スペースを持っているのだから今後は燃料代を自社の収益とすることができる。そうすればレンタカー代も下がる。