Lenovo ThinkPad X301にWindows XPを導入

この機種は、インテル(R) マトリクス・ストレージ・マネージャーを採用していて、Windows XPのインストールを行う際にはこの製品のドライバーが必要となる。

ドライバーの追加導入は以前のNT Server 4.0などではよくある手順だったが、最近はあまりやらない。
X200のときは何も気にせずXPが導入できたのだが、それは実はリカバリーCDが入っていたからであった。そのことに気づかず、Windows XPの導入済み区画を削除した後にうまくいかないことに気づいた。
Windows 7も発売され、旧製品となったXPのリカバリーCDは自分で作らなくてはならない。そのことは知っていたのでリカバリーCDを作ろうとしたのだが、ツール起動後しばらくして

内部エラー

との表示が出る。エラーコードもなく、なすすべがない。この時点でLenovoサイトの導入手順のページを知っていればよかったのだが、このときはどこかで故障が発生していると思い込み、「とりあえず」区画を削除してみた。しかしその「とりあえず」の前に、ドライバーが含まれるフォルダをバックアップしておくべきだったのだ。
Windows XPインストーラーを使って導入を試みると、ドライバーを読み込んだ直後でブルースクリーンになってしまう。いったん、導入をあきらめてしまった。
ためしにWindows 2003 ServerのインストールCDでもブルースクリーンだった。内部エラーが出ることだし、ハードディスクが壊れているのだろうと思った。ところがWindows 7のインストールDVDではすんなりOSが入ってしまった。ここで「おかしい」と思った。
よく調べたら上記の導入手順のページが存在するではないか。このとき気づいてももう遅い。Windows XPはもちろん、ドライバーが格納されているC:\SWTOOLS\DRIVERS ディレクトリーも削除済みであった。
実は回避策があり、BIOSの設定でSerial ATAの設定をAHCI*1からCompatibilityにしてやることでWindows XPのインストールCDでも導入作業をできるようになる。手元のThinkPadにも無事Windows XPを導入することができた。OS導入後にインテルのドライバーをハードディスクに入れておき、AHCIに設定を戻して再起動すると、なぜかハードディスクは今まで通り機能してOSを起動した後でドライバーを求めてくる。指示にしたがってインテルのドライバーを入れればセットアップ完了だ。
PCのOS導入は事前調査が重要である。このことを再認識した。
あと、このサイトの説明にはフロッピーディスクドライブが登場する。BIOSの設定を変更するのでもいいのだが、インストールCDで起動直後にフロッピーディスクでドライバーを認識させるとのことだ。フロッピーディスクドライブが今でも導入作業で求められていることを知った。もうしばらく手元に置いておこう。しかしもうそろそろUSBメモリーではないのかな。