処方箋薬局

土曜に診察を受けたらとても待たされて、病院を出たのは昼過ぎ。ちょっと電話をしようと思っていたところが長くなってしまい、電話が終わったら薬局が閉まっていた。薬がもらえなければ、医者に愚痴を言っただけになる。

早起きして病院に行った意味がない。

ようやく土曜の午後にあいている別の薬局を見つけたら

すみません、在庫がありません。

医薬分業政策は、ホームドクターと同様にかかりつけ薬局を作ろうという構想で始まったとも言われているが、医者が指定した薬は、隣で開業している薬局でしかもらえないことがある。「全国の処方せんを受け付けます」と看板に書いている薬局もあるが、その場合は「あんまり変わった薬を使わないでください」と医師に言わなければならないかも。
かなり遠くまで行ってようやく2件目を発見し、聞いたら「在庫あります」とのこと。処方せんを受け取った薬剤師は見慣れない病院名を処方せんから読み取ると「少しお待ちください」と言い、患者を客を待たせる。たとえ土日に開業していても、医者の方が午前までで閉めてしまっていると電話で代替薬を出す許可を得ることができず、1件目のようにただ患者を帰すことになってしまう。この薬局では幸いにして在庫があった。
次に、

お薬手帳を出してください

と言われた。お薬手帳は、かなり役立っている。結局病院のそばの薬局を利用し、いくつも薬局をはしごしていても「以前にもこのお薬が出ているようですが」といった情報を薬剤師から受け取ることができる。薬局に頼まなくてもお薬手帳の内容は薬局のコンピューターに転記してくれるから、かかりつけ薬局を決めなくても個人的には問題ない。ただ、社会的には無駄が多いような気がする。
ただし、お薬手帳にも欠点がある。パスポートのようにページ数に限りがあることだ。わたしが差し出した手帳はたまたま新しくしたばかりで、前回分より前の情報が載っていなかった。これでは既往歴を確かめようにない。
本当は、カルテとお薬手帳はネットで各医療機関が共有できるようにするか、ICカードの中に記録してしまうのがいいと思う。何年後のことになるのかな。