製品版を導入してみた。Vistaをスキップしたので、何か変なことは起こらないだろうかと冷や冷やした。いや、
まだ冷や冷やしている最中だ。
XPとWindows 7 RC版のデュアルブート構成(Windowsブート構成データストアを使用)のデスクトップ機において、以下のプロセスで導入した。
- 製品版DVDを挿入して起動
- RC版のパーティションを削除
- 製品版を導入
起動処理も速いし、シャットダウン処理も速い。
気がついたことは以下の通り。考慮事項は思ったより少ない。
- ブート構成時にXPを選んでも起動できなくなった。BCDEDITで見たら、deviceが2つともCになっていたので、Windows XP側をBOOTに指定したら直った。
- BCDEDITコマンド一発で直った。
bcdedit /set {legacy} device boot
- メモリーを4GB積んでいるが、ハイバネーション・ファイルと、ページ・ファイルの大きさが変わった。32bit OSでは4GBをすべて使い切れなかったので、ページファイルは増えて当然だが、ハイバネーションファイルが小さくなっていたのは意外だった。ディスクサイズの見積もりには気をつけなければならないが、今はパーティションサイズが数百GBの時代だからあまり気にならないかもしれない。
ファイル名 | Windows XP (x86) | Windows 7 (x64) | |
C:\hiberfil.sys | 3,660,020KB | 3,139,232KB | |
C:\pagefile.sys | 2,095,104KB | 4,184,312KB |
- ネットワーク マップ(フルマップ)の絵が意味不明。ブロードバンドルータ(スイッチ機能あり)とPCの間に「不明」という名前のデバイスが定義されているが、何を指しているのか? LAN上の機器のいくつかは未定義としてマップの外に追いやられているが、修正することができない。何のためのマップなのか。
- ただし、共有を削除していったら、自分が考えている物理構成とネットワークマップが同じになった(PC-ルーター-インターネットという構成になった)。
- ホームグループパスワードの印刷で、エラー画面が出たが対処不能。
- ライブラリの場所がサポートされていないため、一部のライブラリ機能を使用できません。詳細については、ここをクリックしてください...と出るが、「一部」が何を指すのかわからないし、対処方法もわからない。ヘルプには汎用的な説明しかない。
- LenovoのThinkPlus USBキーボード ウルトラナビ付*1(IBMロゴ)を使っているが、OS導入直後に使えていたトラックポイントが、Windows Update実行後に使えなくなった。デバイスマネージャー*2で入れ変わったドライバーは削除できないし、マウスが動かないのでトラブルシューティングも手こずる*3しで、結構苦労した。結局、PS/2マウスをつなげて、外部サイトからドライバーを導入して解決。トラブルシューティングの際にUSBケーブルを抜き差ししたから、その後にXPを起動したときにUSB機器のドライバ再導入が動き出して焦った。なお、導入したドライバーは以下の通り。
- Synaptics Composite USB TouchPad
- Synaptics Composite USB TouchStyk
- ネットワークドライブへのアクセスで、認証に失敗したときに出るパスワード要求画面がなぜか英語。
OSは高いね。もう少し安くしてくれてもいいのではないでしょうか。