竹中総務大臣、参議院議員も辞職

 新聞各社の報道より。
 小泉首相あっての竹中大臣であって、閑職に追いやられる前に自ら辞職を表明。サプライズ人事として再任ということがあったら笑えたが、その線は消えた。自分の政策のつじつま合わせはしっかりやっていたことになっている*1から、次の金融担当大臣や総務大臣が違うことをやったときに「政府・与党の方針には与党議員として従います」とは言いたくなかったのだろう。もしかしたら与謝野大臣や谷垣大臣の動きもあまり気に入っていなくて、今後もっと違うことになったら我慢できなくなるだろう、と勝手に想像してみたくなる。一方、慶應大学の立場からはテレビに出て好きなことを言えるだろう。
 スキャンダルがあるとのことだが、政策のために立候補までした人間なのだから、もし政策を続行できるような土壌があればがんばって続けることだろう。直接の原因ではないと思う。
 ところで、職業選択の自由があるから、大橋巨泉のような辞任もまだ許さざるをえないが、竹中議員のように

総務相を辞める際、参院議員も辞職したい。大臣に就任した時から、ずっと思っていた。

というのはどうなのか。サラリーマンは辞表を書くときこんなことを言えるか? 言えないだろう。ましてや、仕事に就くときに、不特定多数の人々に選んでもらっている立場の人がこういうことでいいのだろうか。わたしは参院選の客寄せパンダだったと宣言しているのと同じではないか。
・・・こんなことを考えながら腹立たしく思えてきたが、そんなことよりもっと別のことが気になる。

神取忍は本当に議員になるのだろうか。

*1:政策の矛盾を指摘されたことはないということにしておく