トップページのあり方

 Webサイトのトップのページは、トップ・ディレクトリーにindex.htmlという名前で置くのが一般的です。昔はそのページに索引(index)があったのでしょう。
 今も、たとえ索引でなくてもサイトの目次があることが多いのですが、サイトの概要や、サイトのポリシー(著作権権利表示やプライバシー・ポリシーなど)へのリンクが重要です。
 そして、すべてのページにトップページへのリンクを貼ります。フレームを採用している場合も、すべてのHTMLファイルにリンクを貼ります。
 今は、検索エンジンを使って、トップページを飛ばしていきなり各ページを見る人が多いです。ブックマーク機能は、ほとんど使われていません。すると、初めて読むページはサイトの途中のページです。ネット・サーファー*1は、

  • このサイトをはじめから読むにはどうしたらいいだろう
  • このサイトは誰がどのような趣旨で作ったサイトだろう

ということを考えます。だからトップへのリンクが必要になるのです。例えば、リンク用のページと、コンテンツ用のページをフレームを使って同時表示させたつもりでも、途中のページにいきなり訪れた人にはフレームで見えていません。トップページにいったん誘導することでフレームを正しく表示させることができるでしょう。
 サイトのポリシーは、情報提供者として、サイト側の権利を守ると同時に、訪問者からアクセス履歴や個人情報などを収集するときは訪問者の権利を守ることになります。権利を守るのはよいことですから、容易にアクセスできるようにしておきます。あれこれリンクを押してようやくたどり着くのではなく、できればトップページから直接リンクできる場所に置くようにしたいです*2

*1:今や死語か?

*2:個人情報保護に関する経済産業分野ガイドラインでは、「ネットワーク上においては、本人がアクセスした自社のホームページ上、又は本人の端末装置上にその利用目的を明記すること。(ネットワーク上において個人情報を取得する場合は、本人が送信ボタン等をクリックする前等にその利用目的(利用目的の内容が示された画面に1回程度の操作でページ遷移するよう設定したリンクやボタンを含む。)が本人の目にとまるようその配置に留意する必要がある。)」としています。個人情報取扱事業者にとっては遵守が必要でしょう