過剰放送

間もなく、1番線に参ります電車は、当駅止まりです。危ないですから、黄色い線の内側にお下がりください。

東京の地下鉄有楽町線新木場駅の1番線は、終日、当駅止まりしか来ない。ホームドアもある。電車を待つ人は誰一人いない。それでもこの放送はいるのだろうか。

日本語のあとは英語でも同じ内容を繰り返す。

どうしても流したいならもう少し声量を抑えればいいのに、付近を電車が走行していて騒々しいときを基準とした大音量でやるからかなりうるさい。

本当に安全を考えているなら、危険な人に対してピンポイントで注意しなければだめだ。

ホームドアに近づいている人、駆け込み乗車をした人などをセンサーで検知することは可能だ。その人に向けて注意をした方がいい。

聞かせておけば何かあったときに「放送を通じて安全確保と注意喚起に努めていました」と言い訳できると思っているのかもしれない。でも、ここまでお節介するのが当たり前になると「放送がなかったから気づかなかった」と訴えられる可能性がある。

コロナにより常時窓が開いているため、カラオケ大好き車掌は車内放送の音量をさらに上げる。

お前の話、誰も聞いていないってば!