自粛派の勘違い

 自粛モードに懸念を示していると、自粛派からは「自粛を自粛しろの同調圧力が強い」と言われる。
 わたしは、「自粛を自粛しろ」なんて言わない。「自粛しろを自粛しろ」とは思うが、それとは全然違う。

  • 夜のお店における濃厚密接を強行する営業形態は取締が必要
  • ある程度の自粛は必要
  • 自粛しろと周りに言うのは今では精神的被害の方が大きい
  • ある程度のものに制約をかけた現時点でさらに規制を強化するのは害が大きい
    • 別の場所に密集を作るだけ
    • ごみ箱封鎖の動きがあるが、ごみは分散するだけ
    • ただし、時間帯を分けるなどの「分離」は有効
  • 今更自粛しない人に何を言っても無駄
  • ひとはひと、自分は自分
    • 自粛派が自分で自粛するのをやめさせはしない。今すぐ買い物に出かけて経済を回せとは言わない。*1
    • 自粛派が、他人が自粛しないのを見てストレスをためるのはやめてほしい。とりあえずテレビを見るのをやめたらいかがか。

 自粛が好きならば、自分の心の中でその思いを強めていってほしい。それでも自粛を呼びかけたいならば、前向きな話や、自粛にインセンティブを与えることを考えてほしい。
 自粛モード反対派は、社会のことを考えているが、自粛推進派は感染を止めることしか考えていないと思う。stayhomeも、今では特定業種死ねの言い換えにしか聞こえない。言うのをやめろとは言わないが、人に呼びかける余力がある方は、その力を命を守るための声に変えていくべきではないか。貧困対策を考えたり、コロナ後の復興について語ったりすることが命を守り、社会をよくする行動である。

*1:震災のときに自家用車に避難した人がエコノミークラス症候群にかかって社会問題になったが、同じようなことが起こるかもしれない。今はNHKが体操番組を増やしているだけのように見えるが、自粛鬱対策は今後必要かもしれない。ただ、テレビを信じて自ら自粛鬱になった人についてはテレビが責任をとってほしい