接近表示
日本の鉄道駅では、電車が接近すると電光掲示で教えてくれる。
東京メトロは最新の行先案内機で
電車がまいります
が増えてきた。無生物である電車がなぜへりくだっているのかは不明であるが、都営地下鉄のある駅では
電車が到着します
だった。
到という字は中学校で習う漢字である。もう少し易しい字で書くべきではないか。
外国人の増加というと、インバウンドのことばかり考えられていて、日英中韓で表示すればいいのではないかと考えられているようだ。
でも来日して働きながら日本語を勉強している人も少なからずいる。近隣2か国以外全員英語という整理も乱暴だ。日本語でやさしく書くようにすべきではないか。
4か国語併記は文字が小さくなったり、電光掲示では表示時間が短くなったりして、結局全員にとってわからなくしているだけだ。
営団地下鉄時代から使われている型の接近表示機で採用されている
電車がきます
が一番いいと思う。リニューアルされた駅でも一部で採用され続けているが「まいる」に押されがちだ。
車内放送も中途半端に丁寧だが、5才児に話しかけるつもりで簡単に易しく短く話すべきだ。敬語も省いてよい。
英語も難しい
Webや車内ディスプレイで運転状況を公開している。
他の言語はわたしには読めないが、英語版は英語ネイティブが読む前提で作られているように見える。
英語ができない日本人が、海外に行って同じように情報提供されたら読みこなせるのか。
変な英語だとつっこまれないように文法だけはネイティブに確認させているとは思うが、ネイティブではない人に確認しているか。どこにでもいる日本人がレビューしたらいいのではないか。わたしだったら、もう少し短くしてほしいと思う。