改元対応・十連休対応ほぼ成功か

連休中ストレスフルだったIT関係のみなさまは本当にお疲れさまでした。こころから尊敬いたします。個人的には改元対応よりも10連休明けのシステム過負荷を心配していたがほぼ奇遇に終わりよかった。
どちらかというと首都圏の通勤混乱の方が予想通り、いや、予定通りひどくて、各地で定時に出社できなかった方々はお疲れさまでした。
2019年5月7日19時現在、Googleにて「システム障害」を検索すると2ページ目まで楽天銀行のオンパレードで、少しかわいそうである。個人的な体験から言うと、何かの決済がうまくいかなかったわけではないが、銀行、証券、電子マネーなど、あらゆるものを家計簿ソフトに登録して、一括情報更新をかけたところ、1つだけ情報取得に失敗したので、もしかしたらと思って上述のキーワードで検索した次第である。ニュースではゆうちょ銀行アプリも障害が出たようだが、Google楽天が嫌いなのだろうか。
関係者の方は今が修羅場なのではないかと想像している。そこには声援を送りたいところではあるが、ログイン不可をやってしまったことよりも、

2019年5月7日13時00分現在、【PC・スマートフォン楽天銀行アプリ・携帯電話】から口座にログインできない不具合が発生しております。
なお、ATMでのお取引、デビットカードはご利用いただけます。
お客さまにはご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。

という発表をした後、夜になっても何も更新がないということの方が金融庁の怒りを買っていないだろうかと心配になる。情報発信に消極的になってしまう体質なら、楽天が世の中のしがらみをいい意味で破壊していく「ディスラプター」になっていく上での中核企業にはなりえないですよね(少し厳しいでしょうか)。
障害が回復していないのにサインインの画面を閉じることができないし、サインインを試みた人に対して適切なエラーメッセージを返すこともできていない。ITシステムというのは、自動車と同じで、走るのと同じように止めることができて一人前である。障害が起こることはありないという誤った思い込みが、障害が起こった時に対処できないシステムを産んでしまう。