そんなに馬鹿なのか

2019年3月21日産経新聞「大阪ダブル選、入れ替え戦投票率にプラスか 橋下氏引退余波の前回は45%」より。
記事の最後に、付け足しのように書かれていた自民党幹部の発言がなぜか気になる。

大阪市内では投票箱が4つになり、有権者が誤って投票することもありそうだ

とあった。大阪人に馬鹿と言うと、関東で言うよりも強い侮辱に当たるそうなので、ここはあえてあほではなく馬鹿なのか、と問いたい。
もちろん、どんな選挙でも人為ミスによる無効票は発生する。自民党幹部が心配するように、選挙結果を左右しかねない大規模な無効票が発生してもらっては困る。
ただ、選挙管理委員会はそんなことはわかっていて、何重にも対策を取る。今どきは投票用紙の発券機はしゃべるし、発券機からわざわざ事務員の手を介して渡すときにもう一度案内するし、投票用紙にはどの選挙向けのものかが書いてあるし、投票券の記入台には候補者の名前は書いてあるし、投票箱にも書いてある。
少なくてもダブル選は橋本氏鞍替え選挙以来複数経験してきて、投票所の立会人も、有権者も慣れている。
統一地方選があって投票箱が4つになったからといって、大勢の有権者が間違える事態が発生するのだろうか。面倒くさくなって4枚とも橋下と書いてしまう人が中にはいるかもしれないが、大阪市民は馬鹿ではないのできちんと投票するだろう。
そんな、しょうもないエラーを気にするよりも、選挙準備を気にした方がいいのではないか、と思った。

ところで、大阪市選挙管理委員会は大変ですね。電子投票をどうしてもやらせてもらえないなら、せめてマークシートにしたいですよね。法改正できないのかな。