無線LANルーターの優先制御機能

家庭用の光通信回線を市販の無線LANルーター経由で家庭内の機器に接続している。ダウンロード速度が遅くなっていたのでルーターを経由させないようにつなぎ替えたら早くなった。そこでルーターを調べてみたら優先制御機能が有効にしていたためとわかった。
バッファロー社のルーターの場合、QoS機能と呼ばれている。同時に複数の機器で通信が発生した場合、優先した方が快適に使える通信を優先する。例えば動画や音楽は途切れると見聞きしづらいので他の通信と混み合った場合に優先してくれる。一方、ファイルのダウンロードは多少遅れても問題がないので後回しにする。
インターネット上で提供されている回線速度計測サービスは、ファイルのアップロード・ダウンロードを時間を測っている。すると後回しにされると回線速度が遅いと判断されてしまう。
重要なことは、他の通信が発生していないときも速度を抑えているということ。わたしの環境では5分の1の速度しか出なかった。機能を無効にしたら解決した。ルーターの故障を疑う前に設定を確かめるとよい。説明書には書いていない。