プロバイダーの選び方

1円でも安い方がいいならともかく、加入後もストレスなく使いたいのであれば、既存会員へのサポートに力を入れているプロバイダーにしたい。電話開通をしたついで、量販店に行ったついで「だけで」選んでしまうのは危険である。
あなたがプロバイダーを選ぶ場合、どうすべきか。

サポートに電話してみる

本当は既存会員向けのサポートに電話して、どれだけ待たされるのか試したいところだ、困ったときに電話しても1時間待たされるのでは困る。ただ、加入前に試すのはただのいたずら電話なので、やめておこう。

解約の仕方がWebで説明されている

既存会員の維持はすべてのプロバイダーにとって必要なことであり、解約数を減らしたいプロバイダーは解約希望者の引き止め策を講じている。

  • 説明のためのページを設けている
  • 解約、引越し専用の電話窓口を設けている
  • なるべくわかりにくくする

専用電話窓口は、親切ではあるが、代わりのプロバイダーを紹介して代理店手数料を得ようとするだけのプロバイダーもある。Webできちんと説明しているプロバイダーは信用できる。
引越しする場合メールアドレスを残すことができるのかどうかについても確認したい。集合住宅の電気のように、ブレーカーを上げたらすぐ使えるというわけにはいかない。引越し当初は外出先で自分のメールを読みたいと思うかもしれない。それは可能なのか。自分が引越しする予定がなくても、リフォームや家族の独立など、何らかの可能性で家族の誰かが自宅の回線を一生使い続けられない可能性というのはあるのだ。

メールドメインを調べる

サポート窓口に直接聞くのではなく、Webだけで調べられるのかどうかを確認する。たいてい、メールソフトの設定方法のページがあったりするが、これすら調べられない場合は、プロバイダーとして努力不足である。ただし、プロバイダーではなく、ネットで調べる能力が足りない可能性もある。
ドメイン名が、プロバイダー名とは異なる場合、それは買収があったのかもしれない。ひとつのプロバイダーで相互に関係なさそうな名前のドメイン名をたくさん持っている場合、合併があったのかもしれない。
メールアドレスは長年使い続けたいものだから、気に入らないドメイン名になってしまう可能性があるので加入前に確認したい人もいるだろう。電話番号もナンバープレートも選べる時代だから気にする人は気にするかもしれない。もっともわたしはあまり気にしない。

障害情報を確認

会員専用ページではなく、非会員もアクセス可能なページで障害情報を公表しているプロバイダーは好感を持てる。

ネットで評判を確認

当然やりますよね。ただ、悪い評判だけをさがすのではなく、質問に対して回答してくれる人が多いか、そもそもネットで取り上げられないようなプロバイダーではないかどうかを確認してもよい。

上記のチェックを行うと大手を選ぶ可能性が高いが、もちろん安さだけで選ぶのも自由である。人に任せきりではなく、自分で納得して選びたいものだ。