商品陳列の順序

電器量販店で、テレビの陳列を大きさ別でまとめて陳列するのではなく、ブランド別で陳列するという店がある。メーカー・ブランドに好みのあるわたしにとってはいいが、一般の消費者は、各メーカーの同じ画面サイズのテレビが同じ場所に並んでいた方が選びやすいだろう。好みもあるのでブランド別が悪いことではないが、1サイズ大きいテレビを勧めたい店の思惑、販売応援要員が自社製品の説明に徹すればよくなるというメーカー側の思惑が見え隠れする。
量販店は、ネットショップとの競合にさらされていて、本来ならネットを意識した陳列をしなければならないと思うが、わたしが言わなくてもそのうちわかってくるだろう。巻尺を用意するとか、テレビ台を含めて部屋に置いたイメージがわかるようにするため、セット家具まで置く空間がなければせめて写真を用意するとか、リモコンを全メーカー分1箇所に展示して比較しやすくするとか。

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大型スーパーに行って敷布団カバーを買った。ブランド、、、、というほどでもないが、種類ごと、あるいは柄ごとにまとめて陳列されている。あるいはスーパーのプライベート・ブランドだけを集めた専用コーナーがあったりした。

なぜ、そんな陳列にするのか。

わたしは、自分の布団の寸法に合う、セミダブルのシーツが欲しいのである。他のサイズにはまったく興味がない。どうしてサイズ順にまとめて置いてくれないのか。ひとつ手に取り、また数歩歩き、別の棚でまたひとつ手に取り、さらに数歩歩く。たくさん歩かなければ好みの生地・柄を決められない。サイズが違ってもそれほど値段が違うわけではない。1サイズ大きいシーツを売りたいわけでもないだろうし、販売応援要員がいるわけでもない。納入業者の陳列の手間のためだけに消費者に面倒をかけないでほしい。