スマートフォンで写真と動画をばしばし撮ったら、Googleフォトがバックグラウンドで稼働し、モバイル回線でそれをまるまるGoogleに送信しやがった。
モバイル回線を無効にしていなかった。
有効にしたつもりはなかったんだけどなあ。1GB超えている。これで千円とられる。参ったなあ。
Googleさんは一般の個人にも自社クラウドを使ってもらおうとあの手この手を駆使してきた。設定を見直したほうがいい。
小さなPCが手元にある。内部の部品を冷やすための冷却扇がなく静かなので、居間に最適だった。ところがWindows 8時代の製品で、Windows 10を動かすには少し重たい。
Googleが古くなったハードウェアを再利用するためのOSの早期アクセス版を公開したため、試してみることにした。
Chrome OS Flex
という。
以下、備忘として残す。<正式版では仕様が変更される可能性がある>
インストールガイドのページにアクセスする。
support.google.com
ページに書いてあるが、概要をまとめると次の通りである。
とても簡単である。
Chromeリカバリ ユーティリティという、Chromebookなどのプリインストールハードウェアをリカバリーするためのソフトウェアでインストールをするのが斬新ではある。ただ、正式版が出た時には変わるかもしれない。
Chrome OS Flexを導入予定のPCにはすでにOSが入っていなかったので、このPCでUSBインストーラを作ることができない。それで別のPCを用いたところ、クリックしてもダウンロードが始まらず、ウィンドウ内に何も表示されない不具合があった。仕方がないので、Chromebookを用いようとしたところ、USB-Aの差込口が見当たらなかった。実はよくよく探したらあったのだが、普段使わないので、その時には気づかなかった。さらに別のChromebookを用いてようやくUSB インストーラを作成した。
USBインストーラ作成では、Chromebookが非力であるせいか、ダウンロードして、解凍して、USBメモリーに流し込むまでに20分くらいかかった。ただ、Chromebookでもやろうとすればできるということだ。
導入先のPCもまた非力なので高速インストールは期待していなかったが、あらかじめ画面に20分程度かかることがあると表示された。そこまではかからなかったけれど、やはり待たされた。
初期画面で、言語とキーボードを選び、さらにはネットワークもLANかWi-Fiを指定する。あとは難しい操作はない。例えばIPアドレスの取得や時刻同期は自動だ。Googleアカウントを入力すれば、わたしの場合はChromebookをすでに使っているので既存端末の設定が自動で同期されて、そのまま利用開始となる。
同期が完了した直後は、アプリメニューの表示方法がChromebookと同じように下から画面全体にメニューがせせりだすタブレットモードだったが、まもなくWindows 10のスタートメニューのように左下に固まってアイコンが出るデザインに自動で変更された。デスクトップ用ということなのか。
動作はChromebookと同様に軽快だった。個人的にはシャットダウンしていて画面も消えたのに電源ランプが消えない不具合に悩んだが、これはChromeではなくUEFIの設定を変えることで解消した。
手元のミニPCには、オーディオ、ビデオ関係が接続されていないので自分には検証できないが、「OK, Google」でお馴染みのGoogleアシスタントは導入できるようだし、Webカメラがあれば会議も可能かもしれない。ただし、ハードウェアの性能を必要とするので、実用的かどうかは導入先のハードウェアによるだろう。
製品版Office 365は使えないが、ブラウザでMS Officeは使えるし、Chromeブラウザは普通に使えるのはChromebookと変わらない。居間でネットサーフィン程度に使うには十分だ。
ただし、Googleはハードウェアの寿命延長によって持続可能な社会を実現しようとしているのではない。他社OS利用者にGoogleを使わせたいからFlexを出しているにすぎない。自社OSが初期導入済のChromebookについては、古くなると更新プログラムが提供されなくなる。
実は今回のFlex導入は、間もなくGoogleに見捨てられるChromebookの後継として用意したものである。
Windowsは露骨に古いハードウェアを切り捨てなかったが、時々バージョンアップして、古いバージョンを切り捨てるという戦法だった。Microsoftが8.1の後継を10と決めたときに、10が最後かつバージョンアップしないと発表していたのでどうするつもりなのかと思っていたら、やはり11を出しますということになった。11が出る直前にデスクトップPCを購入したが、CPUが互換リスト入りせずに11にバージョンアップできないことが判明し、がっかりしている。ひどい仕打ちではあるが、古いものを全部救っていると新しい技術を投入できなくなる。10だけですでに十数回バージョン番号が上げてきたが、2015年のリリースから6年程度で10の継続を断念することとなった。
Chrome OSは、メジャーバージョンアップという概念を使わず、ひたすら1からバージョン番号を増やしていき、今や101である(2022年4月現在)。
今回はFlexによって古いハードウェアをサポートすることになったが、いつかは切らなければいけないわけで、どうやってやるのかが見えないのが心配である。
ロシアがウクライナに関するデマを流している、とんでもない奴らだと、識者の方々がお怒りである。
そして、ロシアの悪口も。
侵攻が絶対悪であることは異論がないが、それにとどまらず悪い奴には悪口を言っていいということになっている。ワイドショーの不倫報道における当事者たたきや、いじめ自殺の事件で加害者や被害者のことを執拗に取り上げるのに見慣れて感覚が麻痺していないか。制裁できないからそのはけ口にしているのか、ただ面白がっているのかわからないが、品がない。
悪口は、どんなときでも悪口。正義の悪口とか、善意の悪口というのはない。
「ロシアでは少数の金持ちに富が集中している」
自分たちはロシアと違って事実を言っているだけだから悪くないのか。それに、ロシアというよりはアメリカのことではないか。あるいは日本のことでもある。なんで有事にそんなこと言うのか。プーチン政権の暴走とは関係ない。
この書き込みも批判であるし、広い意味では悪口なのだけれど、どさくさに紛れてノイズを発する者が多い現状にあきれている。
2022年3月17日。東北地方で大地震。
広域停電が発生したそうで、自分がいたところは問題なかったがラジオをつけてみた。
すると、ずっと津波の観測情報と避難喚起の呼びかけをやっている。ああ、きちんと報じているねと最初は思ったけれど、だんだん腹が立ってくる。避難喚起はともかく、津波は到達しました、注意報が出ています、という情報を執拗に繰り返す必要はあるのか。
テレビは音声と映像と字幕で複数の情報を報じるが、ラジオはひとつずつしか言えない。その時、伝えたい情報は津波100%なのか。
津波の細かい情報を聴者が理解する必要はなく、もしろ細かいことを気にしないでとにかく逃げろというのが必要なメッセージである。地域別の津波の高さの予報をひとつひとつ読み上げておきながら、到達した地方でも近づかないでくださいというが、それを言いたいなら東北地方で1m程度、のような表現で全体感のみ伝えるべきである。
携帯ラジオは動かすと聞こえにくくなる。カーラジオは移動に耐えるように作られているが携帯ラジオは小さな本体にラジオを埋め込んでいるので受信しやすいところにとどまる必要がある。
すると、津波の詳報に聞き入ってしまうと人々は立ち止まってしまう。それは危険である。いろいろ教えるけれど海岸の人はむしろラジオを聞いていないで逃げろと言わねばならない。ところがマスコミは、俺たちは今面白いものをやっているだろ、いつ何時もずっと見ててね聞いててねという根性を捨てられない。非常時なのに。
きっとマスコミは被災地にいる人に伝えたいのではなく、遠くにいる人に臨場感を味わってほしいのである。ワイドショーの不倫報道を、不倫ができない人に向けてやっているのと同じ。ではあれば、これは激情創出産業である。劇場ではない。トラウマになりそうな激しい感情を受け付けるための嗜好品。平たく言えばエンターテインメント。もはや公共的な仕事ではない。
同じことを何度も聞かされると人は聞かなくなる。ラジオは本当に人々に避難してほしいと思っているのか。
津波が来そうなところにいたらとにかく逃げろという日頃の啓発が必要なのであって、意識がそこに及ばない人は今どき災害時にラジオなんかつけないので、今一番言うべきことは何かを考えてほしい。
インフラの状態など、他の情報を待っている人がいる。でもそこに応えない。
だから人々はYahoo!を見る。Yahoo!は一時混雑していたが、情報提供の責務を果たせていたようだ。携帯電話の回線も大きな障害は報告されていない。停電したという書き込みがたくさんSNSで見られたのがその証拠。
今日では、津波は到達済です、到達済です、とお経を唱えているラジオよりもネットを頼りにする。菅政権の値下げ政策で品質が下がってきたら新たに頼りにするメディアを探さないといけないのだが、今回はYahoo!だった。Yahoo!おめでとう。
ロシアでは西側のネットも禁止し、当局よりの発表しか出なくなっている、と日本で報道されている。日本国内であんなコロナ報道をしておいて、よく他所様のことを言えるものだと感心してしまう。
戦局の出口が見えないという議論はマスコミに任せておくとして、ここでは経済制裁やスポーツ国際大会からの排除がどうやって解除していくのかについてふれたい。誰か、その時のことを考えているのだろうか。
まさに日本のマンボウやマスクと同じで、もうマスクなしでいいですよって言うのは私じゃないとみんなが思っている。岸田総理も思っている。しかし誰かが言ってくれないと困る。
ロシアは国家としてまもなくデフォルトするとされているが、送金が禁止されていると破綻処理すらできない。
こうなると、西側との分断が解除されるきっかけが何になるのかも全く見えない。ロシア政権の転覆を外国から仕掛けることはできるのか。核兵器を持っているので正攻法ではうまくいかない。
というころで、分裂の修復が極めて困難ということを前提とすると、国際連合は中露の安保理事会拒否権によって何もできていない。
分断の出口が見えないのであれば、残念だが西側だけで新たな意思表示ができる仕組みが必要だろう。
国連から中露を追放することはできない。かつて国際連盟から日本の松岡外相は脱退を宣告して議場を去ったが、今のロシアには脱退する動機がない。
では、ロシア以外がこぞって脱退して新連合を作るしかなかろう。
ただ現国連は残しておいて中露の提案は他の常任理事国が拒否権を連発する。
各国が国連への拠出金を新連合に切り替える。現国連を資金面で支えるのは中国だけ。すべて拒否権を連発すると、国連ビルを北京やモスクワに移転する決議も否決されるので、アメリカは国連ビルの維持管理くらいは続けることになる。
米国はNATO軍には加われないとしているが、新国連軍には加わるかも、と言っておけばいい。ただ、追い詰めて核兵器使用を決断させないように慎重にやる必要がある。
国連にある様々な国際機関はできるだけ新連合に取り込む。国連職員も辞表を出して新連合が再雇用する。
新組織を作るのは大変だが、民進党や民主党の解体、国民民主党の分裂騒ぎを経験した野党のみなさんが事務に詳しいのではないか。
女系容認派は皇統、歴史を理解していない
女系容認派は国体破壊者である
他にも男系女性容認など、様々な意見がある。
女系容認派には、国体破壊勢力と皇室維持を考える勢力がある。男系女系を越えて、皇統または皇室を守ろうとする勢力は協力してほしい。
わたしは、皇族は国民とは異なるご存在であると考える。特定の人をかわいそうと言い出したら成立し得ない制度であると考えるので、まずは時代に合わない、憲法に合わないのは承知で、男系維持を目一杯やったらどうかと思う。
歴史の教科書を残すときに、今の時代の人間が努力しなければ、21世紀の合理性で、あるいは、20世紀制定の法によって、当時の日本人は方向転換を決めましたと書かざるを得なくなる。
民間人を宮家に戻すのが理不尽とは言うけれど、南北朝分割や統一、GHQによる宮家の削減のほうがよほど理不尽であった。
そんなことがあっても維持されてきたのが皇統だとされている。
男系維持だろうが、女系だろうが、大きな制度変更は伴うので、旧宮家のお子様は男女問わず全員養子入りするくらいはやってみたらとは思う。また、養子入りは皇族内の同意でできると思う。側室制度があってもいいのではとも思う。
女系容認派が、そんなのかわいそうと言ったところで、女性天皇を認める案だって愛子様ならかわいそうではないのか。憲法で門地による差別は禁止されているとか言うけれど、世の中にある理不尽を放置している現状で皇室周辺の民間人だけ完全自由を目指すのは無理がある。
一方で、男系維持派がおっしゃっているような、男性民間人を皇室に入れることによるリスクについては、民間人を后とした時点ですでに顕在化したリスクであり、男系であればY染色体によって品格が保たれるという意見であれば同意し難い。
完全に科学的で論理的で差別がなくて自由なやり方はない。ちなみにそれを目指すと日本も皇統の拠り所を失い、アメリカか中国あたりに飲み込まれて国体が消滅するだろう。左翼の思うツボである。