外注さんの使い方

 ITエンジニアとか、コンサルタントとか、アナリストとか、デザイナーとかいるじゃないですか。
 社内にノウハウがない、人手が足りないといって専門的な作業を外部委託する企業が少なからずあります。
 きょうは、受託する側がどう思っているのか、という話を聞いてきたのでまとめてみようと思います。

 外注を「使う」と言いますよね。まず、ここからが間違っているのです。
 確かに、お金は委託元から受託先に払うんです。
 委託元というのは自分たちでできないからお金を払って外の人にやってもらうんです。
 掃除や配達を頼んだのであれば、「つかう」という言葉が合っているのかもしれません。
 ところが、自分たちができないプロフェッショナルの仕事を外に頼む場合は、使ってはいけないのです。
 「使う」と発想した時点で、委託元のできる範囲しかものを頼めなくなってしまうんです。
 例えば、委託元の組織に染みついている慣習を覚えさせる。それは本当に必要ですか。
 きっと、最先端のことを教えてもらったらうれしいな、とか、自分たちだけに特別なサービスを提供してほしいな、とか、教科書や雑誌に書いてあるような通り一遍とではない判断を求めたいな、とか、自分たちの想像には及ばないような絵を描いてほしいな、とか、思うこともあるでしょう。
 でも、そういうことではなくて、自分たちのことを覚えさせるって、おかしくないですか。自分と同じ人を作るだけですよ。
 使われる側からしても、相手のことを知って勉強にはなったっていう気分にはなります。
 でも、それが価値だというのは本来おかしいです。
 資料をA3で作って左上にホッチキス止めしないと受け取ってもらえないことを知るとか。
 勉強になったというのは、それさえすればあまり考えなくても金がもらえるということなんです。
 他社が同じ仕事を受注しても同じことの勉強から始まるので、客のしきたりを知っている自分たちの方が先に行っている。
 だからそれだけで喜んでもらえる、よって楽であると。
 人間の能力、時間、生産高はどんなに効率化しても限界があるんです。どうでもいいことにそれらを使うということは、高い金を払って大したことをしてもらえないということなんですね。
 うちのやり方なんてどうでもいいから、思いっきりいいもの作ってよ、何か必要だったら聞いてよ、とまずは言うべきではないですか。
 すると、専門家はこんなのはどうでしょうか、とか、こうやるといいですよ、とか、べらべらしゃべってくれますよ。
 それを聞いて、おもしろそうなことをしてくれそうだとか、自分たちでやるより早いなとか、その外注さんと付き合う感触がつかめたら、後はのびのび働きやすい環境を作ってあげる。
 誰でもできるようなことは委託先からできるだけ取り上げて自分たちでやる。
 すると、そのためにはあれが必要、これもよろしく、と、なぜか雇った相手からいろいろ言われます。

使う、というよりは、使われている、という感覚になる

 と思うし、そうでなければおかしいのです。
 外部に頼んだのだから、多少振り回される感覚があったとしても楽しまなければなりません。
 専門家の時間単価は若い人で1万数千とか、2万円とか、5万円とかです。
 IT業界で炎上プロジェクトと呼ばれる大規模プロジェクトでは、なかなか進まないのに、発注者は毎月数百万もお金を払い続けます。
 「毎月、俺のところにカローラが納車されるはずなのだが、どこにあるんだ」とうまいことを言った方がいるそうです。
 カローラではなく、あなたの前をうつろな目でうろついている過労で倒れそうな方々にその数百万円は使われました。前の月も、今月も、そして来月もです。
 ちなみに、そういう案件は受託側にとっても赤字なので、過労でも残業代は出ていないんですよ。
 そんな誰も幸せになれないプロジェクトはやめるべきなのです。
 正確には、世の中にはやらなければならないプロジェクトもあるのかもしれませんが、そこに大量にいる過労人材はいったんゼロから見直すことが必要です。
 さて、「何でもやってくれて便利だ」という話を聞きます。
 しかし、プロフェッショナルには何でもやらせてはいけないのです。自社の若手よりも単価が高いのですから、人手不足だからといって雑用まで頼むのは変です。
 先ほどと似たような話ですが、受託側も潤沢に予算があるわけではなく、作業者本人に潤沢に残業代が出ているわけではありません。
 だから、夜な夜なコピーをさせても、休日に資料整理をさせてもそれがすべて有償というわけではないのではありますが、もしそういう時間があったら考えることにお金を使ってほしいと思いませんか。
 プロフェッショナルを雇うのであったら、若手でもいいからその人につけて、仕事を覚えさせるということをするべきだと思うんです。

いけない使い方チェックリスト

Excel方眼紙

 プロフェッショナルには、思いついたことを自由に表現させてあげるべきです。
 しかし、会議で使う書類の書式が決まっているからこれに埋めてといってシートを渡す人は要注意です。
 Excel方眼紙は、記入項目が決まっている。記入面積が決まっている。前の仕事のシートを使い回すから非表示やら隠しフィールドやらに情報が残っている。
 セルの大きさが広がると拡大率が変わり、印刷すると罫線に字が重なる。プリンターが変わると印刷可能範囲が変わってずれる。
 これらを修正するのは全く価値のない仕事です。
 どうしても会社が古くてExcelから脱却できないのであれば「テキストでください、こちらでシートは埋めます」という頼み方が正しい。

会議のセッティング

 隣のチームと話しているんだろうから、あなたが会議の日程決めておいて、と。言ってくれたら出るから、とかいう。
 いやいや、そもそもアウトプットするために会議はいらないですから。
 しかも、そのセッティングまでさせるってなんですか。
 あと、他のプロジェクトもあって忙しいでしょうから、ご都合には合わせますよ、というのも実はよくありません。
 こっちがいったん引いたんだから自分の都合が悪いときには当然合わせてくれますよね、という雰囲気になります。
 しかし、一番パフォーマンスを出してもらいたいならば、「会議はslackでやりましょう」とか、「水曜固定。予備は金曜だけれどできるだけ使わない」とか、契約前に言ってもらったほうが断然いいです。
 そういうお客をプロフェッショナルは優先します。だって、例えば水曜固定とあらかじめわかっていれば、前日の火曜日にじっくり準備の時間をとっておけばいい。でも、木曜なのかもしれないし、月曜かもしれない、たまに土曜日も駆り出されるなんてことであれば、まあその日の朝考えればいいか、となってしまいます。
 会議室探しも結構おっくうです。
 会議をやりたいなら、定例化固定化してしまい、会議室も遠い先まで取ってしまいましょう。あとは常駐させる場合でも自席からリモート会議ツールにすれば会議室予約がいりません。

会議にたくさんの人を呼んで外注さんをとり囲む

 人をたくさん呼ぶので、全員の都合が合う日にしなければならず、ちょっとした相談事も1週間後とか2週間後とかになってしまいます。
 プロフェッショナルを雇う最大の効果は時間です。
 時間と言っても、難しいことを自分でやるために勉強する時間だったり、社内を説得する手間をかける時間だったりいろいろあります。どれでもいいですが、
 頼んで3日で作ってもらったけれど、課長が読むのが1週間後、部長が読むのが2週間後で、予算承認が1ヶ月後だったら、3日で作ってもらう意味がありません。
 5日かかる作業を3日に短縮したら40%減なのですが、トータルで30日かかる作業を3日短縮するだけなら10%なんです。大企業であれば勉強熱心な新入社員にやらせた方が効率が高くなりますし、ノウハウが社内に残ります。
 キックオフミーティングをやりますと言ったときにずらずら人が来る会社は、その時点で「あ、だめだな」と思うのだそうです。
 誰の顔を見て話したらいいんだろう、それがわかってもその人を向いて話をしたら別の人が嫉妬するんだろうな、とかとか、呼ばれていった人は仕事の内容と関係ないことをあれこれ心配しなければなりません。
 それに誰も決めてくれないという可能性が高いです。
 プロフェッショナルだって人間ですから、大勢に囲まれたらアウェイ感を感じます。国会に証人喚問というイベントがありますが、自分の味方は胸につけている花だけで、周りの人がみんな敵だったとしたら、私だって「記憶にございません」っていいたくなりますわ。プロフェッショナルを囲んじゃいけません。
 袋だたきにするなら、まだましです。そのときはつらくても、少し経って振り返ってみれば、ああ、私たちに期待してくださっていたんだな、厳しいけれど成長しているなと思えるのです。しかし、10数人出ているのに、2人くらいしか発言しないことがある。会議に出ているのに内職している人もいる。外注さん側から見たらとても不気味な光景です。そして「お金返すからあいつらにやらせろよ」と思っています。
 最近はテレワークが普及したので人が囲む圧迫感は薄れましたが、それでもテレビ会議ツール(zoomなど)の画面に人のアイコンがたくさん並んでいたらちょっとはびびります。営業だったら燃えると思うのですが、プロフェッショナルはその分野の専門家であって、しゃべりの名人とは限りません。

聞く耳を持たない人が邪魔をする

 プロジェクトのコンセプトにそもそも共感していない人を会議に呼んでしまうことがあります。
 すると、まずはその人を説き伏せることが必要になってしまいます。
 コンサルタントと呼ばれる人たちが最も避けたい人種、それが聞かない人です。
 どうやって説得すべきかを教えてもらうために人を雇うということはあるかもしれません。
 ただし、本来、コンサルタントは仕事を加速させることを得意としています。
 コーチングやカウンセリングのような要素を含むのであれば、仕事を推し進める人とは違うスキルを持った人に支援を求めるべきだと思います。
 また、自分たちだけでは、お金や時間を使ってもどうしても説得しきれないような人は外部の人が来たからといって変わりません。
 しょせん、世の中はこうなっているからとか、御社はこんなに遅れているからとかしか言ってあげることができません。
 「よそはよそ、うちはうち」「お前に当社の何がわかる」と言われたら、ああ、そうですか、というしかありません。
 その頑固者が会社の投資予算の半分を握っている、あるいは、反対意見に億円単位の価値があるというのであれば、そもそもプロジェクト自体が間違っています。
 一方で、数年経てば滅びる運命だったり、大した根拠がない反対だったりすることも多いです。
 大したことがないものへの説得がうまくいかないときは、論理は通用しないものです。
 そんなとき、外注さんの仕事ぶりを見せてあげれば、やがては変わってくれるだろうという期待を持つのはやめた方がいいです。
 どうしても社内の文化や空気を変えることを含めて依頼したいなら、その課題の対処も契約書に書いて正式に依頼すべきです。
 社内で会話ができていないために意見の対立を生んでいる場合は、お互いの考え方を可視化し、ディスカッションを盛り上げるためのイベントや仕掛けを考えてくれるはずですが、これは手間がかかるのできちんと対価を払った方がいいでしょう。

あなたは進める人、私は止める人

 気になることがあるから言うから、あなたは進めて、と委託側にレビューアーを買って出る人がいる。
 協力的なのかと思いきや、否定的な意見ばかり言う。
 確かに、考慮しなければならないことというのはどのような仕事にも存在します。
 しかし、そんなに勘所がわかるなら自分でやればいいじゃないですか。なぜそれを外注さんに任せようとするのですか。
 

やたら長い文章を書かせる

 考えることに時間を使わせるべきであって、作文そのものに時間を使わせるのはもったいない。
 大きな仕事の場合は文書のページ数は増えると思うんですよ。それはわかるんです。
 ただ、文章でつらつら書かせることを強いるのは、たまたま文書技術がしっかりした人がくれば問題ないのですが、ある分野の専門家が作文の名人とは限らないんです。そして、文章は別の人がレビューをしないといけないんですね。
 まだ2021年ですと、AIが自動添削をしてくれる時代にはなっていません。すると、内容よりも作文作業そのものに時間単価数万円の人を使うことになるんですね。
 それだったら、専門家をインタビューしてその結果を若手に作文させたほうがいいのではないかと思います。

印刷

 印刷作業そのものは、印刷のプロに専従させたり、いわゆる印刷屋さんに頼んだりして分業ができつつあると思うんですね。
 しかし、このお客さんは右肩に斜めにホッチキス、とか、章の間には中敷きをいれる、とか、意外と指示するのも面倒だったりします。これも冒頭で書いた自分たちの慣習を覚えさせるの弊害なんですが。
 そして何が最もいけないかと言えば、電子ファイルであれば提出の10秒前まで修正できたり、あるいは、執筆に時間をかけたりすることができるんですね。
 しかし印刷は前の日に締め切りが来てしまう。あるいはプロフェッショナル本人を深夜早朝に駆り出すことになる。
 小さいフォント、長い文章、A3書式などは、プロフェッショナルのパフォーマンスを半分に下げます。その場合、請求金額が倍になるのではなくて、品質が落ちるということです。
 プロジェクターも意外と設営に手間がかかるので、各自端末持参。これが一番。

マイクロ管理

 毎日の作業記録を提出しなさい、日報を出しなさい、作業時間をシステムに入力しなさい。
 それは管理のための管理であり、誰も幸せにならない。
 報告したところで、過労状態の是正に役立てた話は聞いたことがないし、作業実績データを使いこなしている人を見かけたことがない。
 管理のための時間はどこに課金したらいいんですか、というのがよくある笑い話で、「法律があるんだから管理は必要」と言っておきながら法律違反のサービス残業は問題にしない。
 そもそも外注さんを使っているという発想になるから管理が発生するのであって、使われている人は管理なんかする余裕がない。

メール

 メールは、PPAP*1、誤操作、ウィルス、宛先欄からの情報漏えいなどなど、もはやプロジェクトで使うにはあまりにもリスクが高いツールになりました。
 そして、情報漏えい等を防ぐために、たくさんの手間をかけていることがあります。添付ファイルを貼るときは隣の人と指差し確認とか聞くたびにメールなんかビジネスの現場からなくなってしまえ、と思ってしまいます。
 ファイル共有ツールや、コンテンツ共有システム、グループウェアを活用するべきです。

*1:添付ファイルを暗号化して送り、その前後にパスワードを平文で送る慣習

跳ね返される

 2020年2月。1月に400万円を超えたビットコインは、300万円台まで押し戻された。一時はそのまま下げ続けて前回、日本人が起こしたバブルの崩壊を思い起こしたが、その後は盛り返しつつある。
 しかし、きょう4日は再び400万円の壁に跳ね返されて元気がない。
 何でしょうね。
 400万円って、日本円で切りがいいだけなので、今回も日本の仕業なのでしょうか。

PC買い替え つづき

「PC買い替え」の続き。
HP DirectPlusがどこまで納期を引き伸ばしてくれるか。
きちんと届くだろうかという不安半分と、遅れたらネタにしようという期待半分であったが、無事に4営業日目に発送された。うちは離島僻地ではないので、HPとしては5営業日とする納期を守ったみたいだ。
残念ながらネタにはならなかった。週末の値引きをしてまで売りたい商品で、一切カスタマイズなしだから、さすがに在庫切れはなかろう。
ただ、受注したのに契約ではないというし、受注処理中に領収書が先に出るし、ショップの作りが日本らしくない。在庫がある商品の出荷に4営業日もかけないでほしいと思う。ひとつひとつ検品してくれているのだろうか。

今回の買い物リストは以下の通りになった。

  • HP Pavilion Wave 600-a307jp パフォーマンスモデルG2
  • BenQ PD2705Q AQ Colorシリーズ Macbook Pro・動画編集向け WQHD HDR10 対応デザイナーモニター
  • KAYSUDA CA20 Windows Hello Certified Face Recognition Camera of Windows Hello
  • Lenovo 4Y4049522 ThinkPad トラックポイント キーボード II - 日本語 キーボード

パソコン本体

HP Pavilion Wave 600-a307jp パフォーマンスモデルG2

IEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2

  • ワイヤレス日本語(109A)キーボード & ワイヤレス光学スクロールマウス
  • モニター なし (購入時に追加指定可)
  • オフィスソフト なし (購入時に同梱指定可)
  • 1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポート)
  • 55mm口径ビルトインスピーカー

最近はChromebookしか買っていなかったので、Windowsパソコンを購入したのは久しぶりだ。
VaioのプリインストールはWindows 8だった。初めてWindows 10プリインストールパソコンを買った。開梱し、最初に電源を投入した時の初期セットアップが音声ガイド付きで終わる。とても便利になったものだ。
Amazonはアレクサを入れてきたが、初期セットアップのときから動いているWindowsのコルタナも存在感を発揮しようとしていい勝負だった。最初のうちからあれやこれや入れると重くなりそうなので、当面は触らないでおく。
スタートメニューに何を載せるのかは選べるようなのだが、ゲームがいくつか入ってきたので、速攻でアンインストールした。ソフトウェアベンダーの人には申し訳ないが、素のOSにする、あるいは、ハードウェアサポートプログラムだけにするという選択肢があってもいいと思う。
それでも、店頭に置いてある国産メーカーの商品よりはアンインストールの手間は少ないのではないか。
ハードウェアは起動直後は無音で、ワープロ程度の作業や音楽鑑賞であれば、邪魔をしない。周りを静かにして耳をすませばウオンウオン言っているのがわかるが、どうしても気になるなら作業場所から遠く話しておけばいい。小型なので机の下、足元に置くのは蹴ってしまいそうでお勧めしない。
省電力のためのサスペンドをした後の復帰がやや重い。電源ボタンは背面にあるが、クイズ番組の押しボタンのように、上から押せば起きてくれるようにしてくれればいいのにね。
正面にはイヤホン端子とUSB端子がある。オーディオの切り替えはWindows 10の標準ソフトウェアは操作感が悪いけれど、HPが提供している切り替え用のソフトウェアがいいかもしれない。
スピーカーは、モニターについているおまけスピーカーと比べると、低音の深みが格段に違う。すばらしいというほどではないが、普段使いであれば悪くない。
しょせん、Microsoft IDでログインし、Google Chromeを入れてGoogleにログインすれば、設定は前のパソコンから引き継がれる。ソフトウェアの導入に数日かけていた昔が懐かしい*1
Officeは、Microsoft 365を自分で導入したが、それも面倒であればOfficeプリインストールモデルを買えばよい。
Microsoft 365を入れるとTeamsがバックグラウンド起動する。Teamsは好きなのだが、いっしょに仕事をする人が使わないと意味がないので、今日現在は邪魔なだけである。邪魔といえばSkypeも立ち上がっている。Microsoftは2021年現在ではいまだに統合できていない。両方とも消えてもらうことにした。
BenQのUSBハブとの相性もばっちりで、モバイルPCにつないでいたキーボードをそのまま転用して使っているが全く違和感ない。

モニター

BenQ PD2705Q
VAIO Tap 20からの買い替えなので、27インチでも十分画面が広く感じる。
Excelで縦横に長い表を作るのは一覧性が悪くて好きになれないが、行も列も付け足すのが好きな人のファイルを開くときは画面スクロールをしなければならなかった。
後述のトラックポイントを以前から使っているのだが、トラックポイントは横スクロールが少し苦手である。横スクロールもワンボタンでやりたいのであれば多機能マウスを買うしかない。
しかし、今回の導入により、一般のノートPCよりも少し大きめの画面を使えば大概は一覧性高く見られるようになることに気づいた。
テレワークやオフィスのデュアルディスプレイは、まだまだ普及しないだろう。着脱が面倒とか、家が狭いとか、心理的な壁がまだまだある。
しかし、一度導入すると結構便利なことがわかった。
ノートPCよりも少し大きめを目指すと、今回採用したWQHDサイズが丁度いい。
4Kディスプレイも悪くないのだが、文字が細かすぎる。文字の細かさを回避しようとすると画面が30インチを超える。27インチでも相当大きいが、相当明るい。
以前から使っていたSONY nasneは、ハイビジョンである。このディスプレイでは映像が引き延ばされてしまうのでテレビが荒く感じる。もし4Kディスプレイでハイビジョン映像を映したら見るに耐えないものになっていただろう。そういう意味でもバランスが取れているのではないか。
あとは高解像度モニターあるあるとして、小さい画面で全画面ウィンドウを多用していた人にとっては右上の閉じるボタンまでマウスカーソルを持っていくのが少しおっくうになるのはうれしい悲鳴。ショートカットを覚えたいものだ。
モニターが大きいと、Web内のバナー広告が小さく見える。小型のスマートフォンだと画面いっぱいに表示される広告も、大型モニターであればアイコンのように見える。Web広告がわずらわしい人はスマートフォンやノートPCではなく、大型ディスプレイで見ることをお勧めしたい。
リモート会議用に女優カメラも買ってみたが、こんなに画面から光を浴びるのであればいらない。まぶしいときは昼からでもブルーライトカットモードなどを使用するとよい。
USBハブ内蔵、KVMスイッチ内蔵もうれしい。昔であればモニターの周りにあれこれボックスを置かなければならなかった。特にUSBハブは、ノートPCやChromebookをUSB-Cにつなげたときに、USBキーボードから操作ができる。
なんといってもノートPCに対して、65WのPD給電できるのがありがたい。USB-C端子につなぐだけで、PCへの給電とPCからのビデオ出力が同時にできてしまう。
HDMI 1端子、Display Port 1端子もついている。モニターを2台買ってさらに画面拡張することも可能。職業がデイトレーダーであればうれしい機能かもしれない。
画面下のスイッチは電源の他に5つのボタンがついていて、そのうち3つにはショートカットキーを割当可能。ワンタッチでKVM切り替えをするなどの設定も可能。
ノートパソコンとデスクトップパソコンの併用をするには、やはり多機能モニターが一番だ。
スピーカーも内蔵ではあるが、おまけ程度の性能。ただ、前方から音が出るのはいいよね。

Windows Hello対応Webカメラ

KAYSUDA CA20

  • USB 2.0
  • Windows 10、Windows Hello対応
  • USB給電
  • ケーブル長1 .5m

中国製であることが気にはなるが、Windows Helloに対応する製品は1万円を超えるのが当たり前なのに対し、これなら安価にWindows Helloに対応できる。なお、Windows Helloには指紋認証もあるが、これは顔認証を行うものだ。
モニターが27インチあれば、ノートPC本体はあまり見なくて良い。
しかし、ノートPC本体を見ないとビデオ会議ではよそ見をしているように見える。そこでこのWebカメラの登場である。
もともと、デスクトップPCにマイクと顔認証カメラを付けたかった。しかし、Webカメラとしても使えることがわかった。
HP Pavillionで、カメラの前に行くだけでサインインができたことを確認した。今回の環境ではモバイルPCとモニターを切り替えると、一緒にCPU切り替え機が働いてモバイルPCにUSB周辺機器が移動してしまうため、画面の復帰が少し遅れるが、それでも気になる遅さではない。
モニターの上部のへりに引っ掛けるようにして取り付けることにした。固定するためのねじやテープは一切使っていない。上部中央に画面の切り欠きができてしまうが、Windowsの場合は最上部はウィンドウタイトルで、大型ディスプレイにしたためここに文字が来ることはめったにないので使用上は全く不自由しない。

Lenovo トラックポイントキーボード

旧製品もたくさん出回っているようだが、ファンクションキーがだめな時代のThinkPadキーボードデザインを受け継いでしまっているらしいので、2020年発売の最新版を買うことにした。
Androidとも接続できたり、急速充電できたりするなどの新機能が悪くない。
現在もThinkPadキーボードを使っているのだが、VAIO tap 20 につなげていたときには、電源投入時にNum Lockが有効になってしまい、ソニーBIOS設定画面ではそれを無効にすることができなかった。Num Lockされていると、テンキーのないノート型向けのキーボードではキーボード右よりの箇所がテンキーのようになってしまい、アルファベットを入れようとすると数字が入力されてしまうことがよくある。
近年はときどきカーソルが飛んだり、同じキーが押されっぱなしになったり、制御不能になったりする。本体の歪みが原因であろう。あと、Windows 10ではWindowsキーがないのはつらい。
これからパソコンを買ってワイヤレスキーボードが来るタイミングで、なぜかキーボード単体を購入することになる。
しかし、マウスの電池の持ちを気にしたり、そもそもマウスを使わなければいけない状態が面倒くださいので1万円を超える出費を決断した。数万円の買い物をすると1万数千円のオプションがどうでもよくなってくる。
センターボタンを押しながらトラックポイントを傾ければスクロールも簡単。ただし、Chromeの上下スクロールが突然できなくなる症状が発生。ThinkPadユーザーにとっては昔からのあるあるなので、Google先生と相談しながら対応することにはなるが、長年有名だったtp4table.datは見つけられなかった。Lenovoサイトでドライバーをダウンロードしてインストールする(しなおす)というのが解決策と思われる。

*1:パソコンだけをやって生活しているわけではないので数日かかるといっているのであって、数十時間作業に没頭するというわけではない。ただ、OSの導入や、OS導入後のハードディスクの初期バックアップなどをしようとすれば時間もそれなりにかかった

PC買い替え

 2013年に買ったVAIO。5年でSSDを換装したが、そのSSDも他の機器で使っていた使いまわしだった。
 そして2020年後半になり、今度は冷却ファンが大きな音を出すようになった。気になって作業に集中できない。
 VAIO tap 20は10点タッチが可能な画面はWindows 8で普及段階に入ったタッチスクリーン機能をテーブルで利用できるようにした機種だが、ソニーが用意したタッチスクリーン対応ソフトウェアはもっさりしていて使いにくかった。ポップアップの「はい」を押したり、ブラウザをスマートフォンのように使うときには役立つが、その程度である。
 ソニーVAIO事業を切り離し、tap 20のような製品はマイナーチェンジの21の後、出ることがなかった。

 寂しいが、別れの時期が近づいているようだ。まずは、このPCで行っていた仕事を片付けた。今、たいていのことはスマートフォンでできるようになっていたが、PCの周辺機器を使わなければできない作業も若干残っている。
 次に、機器内に残っているファイルをファイルサーバーやクラウドに退避した。数年前にSSD換装をした際に、容量の小さいものを使っていた。Microsoftも、Windowsの利用者に対してなるべく自社のクラウドを使うように仕向けている。大掛かりな引っ越しが必要なファイルは残っていなかった。
 さて、これで、いつ壊れても大丈夫だ。PCの買い替えを考えよう。

一体型PCを探す

 現在のVAIOが、タブレットを大きくしたような製品で、デスクトップのような使い方をしながらもタッチスクリーンが使えて便利であった。あまり家の中で持ち運ぶことはないと思われるが、配線がごちゃごちゃしない一体型がいいなと思った。
 ネットでの評判を調べると2020〜21年時点ではhpとDELLくらいしか選択肢がない。Lenovoは機種が少ない。富士通NECもよさそうだが、いらないソフトウェアをたくさん入れる慣習を改めようとしない。お金があればMacMicrosoftを買いたいところだけれど。
 コストパフォマンスがいいのはHPという評価を多く読んだが、在庫がないのに注文を受け付けて購入者を放置するという悪い噂で持ちきりであった。直販サイトの評価は5点満点で1点台。納期を確認するボットを作ったようだが、HPがすべきなのはサポートセンターの電話コール数削減ではなく、納品できない商品は売らないということである。納品できなくてもとりあえず売上を立てなければならないのはグローバル企業である日本法人の悲しい性かもしれないが、このままでは消費者庁の出番が来るかもしれない。
 それでもHPの魅力は捨てがたいので、在庫一掃製品から選ぶことにした。値下げ幅が低い新製品を選んでも良かったのだが、納品される頃には新製品ではなくなってしまうようなので、型落ちで十分だ。5営業日で届くということなので、期待して待つことにする。即納モデルでも納期を先延ばしされたという話も読んだ*1し、総合通販に出店している小売店の掲載も納期表示もあまりにもいい加減なので、心配ではある。
 ところが、5営業日納品の対象になっていたのは高級モデルで、税込みで30万円を超える。また、消費電力がとても高いようだ。それであればデスクトップが2台買えてしまう。HPの一体型を買うのはあきらめることにした。

ノートPCをモニターにつなげる

 HPの一体型の何が良かったか。

  • 配線がすっきりする。
  • テレビチューナーを内蔵している。
  • 27型なのに10点タッチスクリーン
  • モニターの台座で、スマートフォンの非接触充電ができる。これがあれば机上の充電器をひとつ減らすことができる。
  • HDMI入力端子にノートPCをつなげて、セカンドモニターにすることができる。

冷静に考えると、PC本来の性能とは関係ないところばかりである。非接触充電はどうしてもほしいという機能ではないし、ノートPCを2画面にするならUSB-Cケーブル一本で給電とビデオ接続の両方ができたほうが便利である。モバイルPCとの接続では配線が前に出てしまうため、机の上をすっきりさせるため、高価な一体型にするよりPD給電を優先させることにした。
 外付けモニターでタッチスクリーンに対応させるのは極めて難しい。ChromebookやノートPCはタッチスクリーン対応を持っているので、タッチが必要な作業はそれらでやることにしよう。
 一般的には、PD給電できる機種はフルハイビジョン止まりで、4KモニターになってしまうとUSB-C対応のものはあってもPD給電には対応していないものにしかほとんど見当たらない。ちなみに別にモバイルPCと4Kのモバイルモニターを持っているのでUSB-C接続をしてみると、PCが高負荷に耐えられず不安定になっているように見える。4KはHDMIなどでつなぐのが無難なようである。
 見つけたのはBenQのPD2705Qと、Dell U2721である。少し大きめの27インチに、少し解像度を増やしたQHD(2,560×1,440ピクセル)の非光沢液晶画面を持つ。DellEthernetがつながるのが魅力であるが、値段が1万円以上高い。
 非公式ではあるが、モニター内蔵のUSBハブに、USB接続のEthernetアダプターを付ければ、Ethernet LANをつなげられるようだ。アダプターは少し不格好ではあるが背面なので気にしない。
 よって、BenQを選ぶことにした。
 動画性能は高くないようだが、動画はあまり見ないので個人的には問題ない。
 デスクトップパソコンとモバイルPCを2画面表示にできる機能、USBハブを内蔵し、どちらかのPCに周辺機器を切り替えられる機能が魅力である。

コンパクトデスクトップ

 VAIOにする前はデスクトップを使用していた。ノート型の可搬性はChromebookスマートフォンで間に合っているため、机で使うのはデスクトップにする。
 モバイル用のCPUは電池を長持ちさせるため、利用者が見えないところで勝手に性能を落とす。電源がないところでも使えるのはいいが、高い負荷を与えるとファンが激しく稼動する。時速100キロ程度でしか走れなくても排気量の多いエンジンを積みたがるのと同じ発想で、CPUも固定で使うならCPUに余裕があった方がいいだろう。
 HPの5営業日モデルに、 Pavilion Wave 600という省スペースデスクトップがあった。
昔であれば、デスクトップPCは直方体と決まっていたが、今は様々な形のものがある。
 このPCは三角錐の形で、部品を別に買ってきて筐体の内部に付け足すのは難しそうだが、今はUSBで機能拡張することがほとんどなので、問題ない。なお、古い規格の周辺機器をつなぎたいならばエプソンダイレクトBTOを利用するのがよさそうである。
 本体にスピーカーが内蔵されている。スマートスピーカーとして使うこともできる。HPは本体を部屋の中の好きな場所において良いとしている。キーボードとマウスはワイヤレスなので、ビデオのケーブルさえ長ければ自由度は高い。今はVAIOの騒音に悩まされているので、ファンは遠いところにあった方がいいかもしれない。
 先にHPのことを悪く書いたが、本当に納期延長があるのか試してみたい気持ちになってきたので、購入を決断した。
 サポートを考えるとモニターと本体は同じブランドにしておいた方が初心者は無難だが、プロジェクターが普及したあたりから他のメーカーにつなげるのは当たり前になっているので問題ない。

Windows Hello対応にする

 スピーカーがあるなら、マイクやWebカメラも付けたい。ただしこれらはケーブルを増やしかねないし、細くて長いケーブルが使われることが多く、絡みやすい。
 中国のメーカーだが、Windows Hello対応かつマイクの機能がついたWebカメラがあるというのでそれをモニターに設置してみる。
 Windows Helloには指紋もあるが、カメラの場合は顔を向けるだけでサインインされるようである。
 Windows Helloは対応カメラの選択肢が少ない。単なるカメラにしては値段が高いが、Windows Helloの有無でPCを選択肢を狭めてしまうことは避けたい。もっと他の周辺機器メーカーにも参入してほしい。

到着が楽しみ

 注文を終えた翌朝、電源を入れたらSSD読み込みに失敗し、オペレーティングシステムが起動しなかった。あるいは、サインイン直後に突然電源が落ちたりした。大きな仕事が終わって、もうあとは後継に任せたということか。何度かやったら起動したけれど、起動しない間はファンがうるさくなかったので、たぶん温度異常を検知して、回路を保護するために電源が切れていたのだろう。もうすぐ動かなくなるだろう。おじいさんの古時計の歌が頭をよぎった。
 さて、無事に注文の品は届くだろうか。無事に届いてうまく動いたら続編を書くことにする。
PC買い替え つづき - 作文の練習

*1:カスタマイズしたのか、あるいは本当に在庫管理がいい加減なのか

スマートフォンの引っ越し 2020年8月版

前回の引っ越しから半年しか経っていないが、再びスマートフォンが故障してしまった。使っていた端末はもともと中継ぎ目的だったので、修理せずに新しい端末に交換することにした。ただ、その端末はまだかろうじて使うことはできたため、引っ越し作業を実施。

Google認証システムを使ったワンタイムパスワード認証

Googleアカウント

Google認証システムを導入。
PCのブラウザでログインし、QRコードを読み込ませる。以上

アプリ

Twitter

2要素認証を使う方法
PCのブラウザでログインし、いったん認証アプリのチェックを外し、再度入れる。

Facebook

PCのブラウザでログインし、いったん認証アプリのチェックを外し、再度入れる。

LINE

SIMを新端末に挿した状態で、電話番号認証を行い、引き継ぎ完了。旧端末では使えなくなる。トーク履歴はGoogleと連携していればサーバーからダウンロード可能。その場合はWifi環境推奨。あとでダウンロードすることもできる。

Kyash

ID、パスワードでログイン後、SMSでコードを受け取るだけ。受信後自動的に反映される。のでSMSのコードについては作業不要。

モバイルTカード

Yahoo! IDでログインしたあと、「モバイルTカードをはじめよう」という画面になる。「もう始めているのにな」と思いつつ、Tカードの番号と生年月日を入力すると登録完了。

PayPay (ソフトバンクユーザーの場合)

ソフトバンクのSIMを新端末に挿した状態で端末認証を行う。PayPayアプリ内のモバイルTカードは、モバイルTカードアプリとは別途入力が必要。

JAL, ANA

何台でも作れる。ログインするだけ。さらに、おサイフケータイで搭乗手続きができるようにモバイルアプリから設定する(JAL: タッチ・アンド・ゴー、ANA: SKIPサービス)

Yahoo!関係

ログインするだけ。SMS認証を求められる場合もある。

モバイルPonta

リクルートIDでログオンし、登録済メールアドレスに確認コードが送られ本人確認。制限時間10分。

楽天ポイント

楽天IDでログオン。

dポイント

ドコモiDでログイン。2段階認証している場合はコードをSMSで受信。

マクドナルドアプリ

マクドナルドIDでログオン。その後、楽天ポイント、dポイントを併用している場合はログオン。

銀行系パスワードアプリ

多要素認証をモバイルアプリで利用するためのもの。簡単に旧端末を無効化できてしまっては安全性に問題があるが、正規に旧端末を無効化したいときはいろいろと面倒である。
ある大手銀行は新端末で設定後、端末に番号が表示される。銀行からかかってくる電話にその番号をプッシュトーンで入力する。口座乗っ取りに利用されるおそれがあるのはわかるが、手続きが終わるまでに詐欺の手口の話を延々と聞かされるのがつらい。なお、通話料金は銀行が払う。
ある流通系ネット銀行はワンタイムパスワードへの移行を預金者に促しているが、移行前の乱数表が引き続き信頼の基点と位置づけている。この乱数表を用いることでインターネットバンキング単独でのパスワードリセットを実現している。旧端末が使えない場合、ログオン実績のあるPCなどを用いれば引き続きインターネットバンキングへのアクセスはできるが、ワンタイムパスワードアプリの解除を行うにはワンタイムパスワードを入力する必要がある。旧端末が利用できない場合、ネットで全部手続きがすむが、ログインパスワードや取引パスワードを知っていてもこれらの再設定を行う必要がある。パスワード再設定で、ワンタイムパスワード認証は自動的に解除されるため、新端末を用いてワンタイムパスワードアプリへ切り替えれば完了。なお、この銀行のワンタイムパスワードは取引時にメールでワンタイムパスワードを受け取る方法も選べるが、外出時に使うには少し利便性が悪い。

モバイルSuica

【元の端末での操作が必要】モバイルSuicaアプリを起動し、会員メニュー>携帯情報端末の機種変更を選択。

nanaco

【元の端末での操作が必要】モバイルアプリを起動し、引継番号を入手。新端末に入力する。

楽天Edy

【元の端末での操作が必要】モバイルアプリを起動し、旧端末から「預ける」手続きを実施し、新端末で「受け取る」手続きを実施する。

iD (iD対応クレジットカードの場合)

【元の端末での操作が必要】iDアプリを起動し、情報を預ける操作を行う。登録クレジットカード会社によってはカード情報の受け取りにアクセスコードとパスワードが必要。Google Payに登録されていたものの場合はアクセスコードなしに復元できるものもあった。メルペイのiDはメルペイにログインするだけ。

考察

 本稿は夏に書いていたのだが公開するのを今日まで忘れてしまっていた。
 さて、移行する対象がたくさんあって、とても大変である。次回の買い替えのときにはもっと楽にいければいいのだが今から対策できないものか。
 まず「元の端末での操作が必要」とあるサービスはなるべく避けたい。モバイルSuicaは利便性が高いので仕方がないとしても、やはり利用者画面が使いにくい。あとはできればやめたい。nanaco楽天Edyはたぶん継続利用しなくなると思う。コロナ前は仕事や遊びでいろいろな場所に行っていたので、大手3大コンビニでのお餅攻撃対策*1を回避する対策を勧めてきたが、セブン&アイはセブンペイを傷だらけで撤退した後、何でも結構ですよという感じになっているし、セブンカードも大したメリットがない。だから、セブンイレブンについてはペイペイ他でもいいかなと思う。楽天楽天Payを始めていて、そちらの方が便利なので、そのうちEdyは捨てるのではないかなと思っている。
使うサービスを追加したら、何かを捨てていかなければならない。
 移行で一番考えさせられるのが二要素認証を行うために必要なGoogle認証サービス。これを使うとIDの乗っ取りは起こりにくくなるのだけれど、端末が壊れたら使えなくなり、再び使うための手続きが面倒というのが課題である。二要素認証のデバイスは外に持ち歩かずに自宅に保管したほうがよいのだろうか。ただ、それでは端末を2台管理する手間が発生する。まだ結論は出ていない。

*1:「ポイントカードはお持ちですか?」→「いいえ、カードはお餅ではありません」

インフルエンザはどこにいるのか

 日本の都会ではCOVID-19が流行していてかわりにインフルエンザが少ないと言われています。
 地方はどうなのでしょうか。COVID-19も増えていますが例年のインフルエンザほどではありません。しかしインフルエンザも流行していません。
 インフルエンザウイルスはどこにいるのでしょうか。

飲食がんばれ

 きょう、昼間に、飲食店で個食したのだが、肉がやけに濃い味付けだった。

 こんな店、もう来ない!と思ったが、よくよく考えてみると夜の客が来なくて在庫がためて古くなったのかもしれない。

 すると、少しがんばれという気持ちにもなったが、あの濃さでは誰も常連客にはならないのではないか。